こんにちは、dusk(@dddusk)です。
iPhone・iPadのミュージックアプリを使用中、次のようなエラーメッセージが表示されました。
このデバイスはすでに Apple ID に紐付けられています。
If you use iTunes Match with your Apple ID, you cannot use iTunes Match, auto-download or download past purchases with a different Apple ID for 90 days.
俗にいう「90日間の呪い」かと思い絶望に暮れていたのですが、諦めずに色々試してみたところ無事に解決することができました。
ヨカッタ〜!
今回は同じ事象に見舞われた方々のため、ここに事の顛末を書き残しておきます。
事の発端
調子に乗ってiPhoneとiPadを一気に新調
2020年7月頭。
iPhoneとiPadを同時に新調するというクソクソ愚か者ムーヴメントをキメました。
絶賛世間をお騒がせ中のアレの影響で、在宅勤務の日々が続いています。
外出が減ったおかげもあり、日常の出費は以前と比べてだいぶ抑えられました。
そこに運良く臨時収入が重なったこともあり、ここぞとばかりにiPhone・iPadのそれぞれを最新型に買い替えたのです。
iPhoneはゲオモバイルから。
iPadはApple公式から整備品を調達。
旧端末のバックアップからしっかりと復元も済ませホクホク気分で過ごす私の下に、「そいつ」は突如として牙を剥きました。
「ミュージック」の楽曲を再生できない問題
それは久しぶりの外出のときのこと。
おろしたてのiPhoneの「ミュージック」から楽曲を再生しようとしたところ…
?????????
よくわかりませんが「キャンセル」じゃない方の選択肢「転送」をタップしてもノーリアクション。
不審な挙動より何も起きない方が困るってそれ一番言われてるから…。
何が起きているのか?
「90日間の呪い」と言われている事象に直面か?
何はともあれ、まずはエラー文言でググります。
すると、Apple IDによる端末の関連付けが悪さをしている模様。
以前関連付けられていた別のデバイスを関連付けようとすると、「このデバイスはすでに他の Apple ID に関連付けられています。このデバイスは [日数] 日間、他の Apple ID に関連付けることができません」というメッセージが表示されることがあります。デバイスを Apple ID に関連付けた時期に応じて、最長 90 日間待たなければ、そのデバイスを別の Apple ID に関連付けできない場合があります。
要するに、「端末にApple ID(甲)を設定したら、同じ端末に違うApple ID(乙)を紐付けられるのは最長90日経過してからだよ!」ということです。
これは俗に「90日間の呪い」などと言われている現象。
他人のApple IDを利用して楽曲やアプリが不正に利用されるのを防止するためのものらしいっすよ。
が、ちょっと待て。
整備品という事実、そして英文メッセージの違和感
中古で購入したiPhoneはともかくとして、iPadはApple公式から購入した整備品です。
確かに一度人の手に触れた可能性があるものですが、通販サイト上で「新品同様」と銘打っている手前さすがにその仕打ちはあんまりではないでしょうか。
なので、端末の問題ではないと判断。
また、上記で引用した文章は日本語ですが、実際に表示されているのは英文のエラーメッセージです。
これに対するクリティカルな解決策がヒットしない点にも違和感を感じます。
Apple製品あるあるの「エラーメッセージが全然当を得ていない」問題だと判断し、自力解決の道を選びました。
[chat face="round_dusk-avatar_1903.jpg" name="dusk" align="left" border="gray" bg="none" style=""]ちなみに、英語版のサポートコミュニティではこの度のエラーメッセージズバリの質問が挙げられていましたが、回答時期が2013年と古すぎてまったく参考になりませんでした。(泣)[/chat]
気になる解決方法編
どうもApple IDが臭いぞ
原因はどうにもよくわかりませんが、メッセージの内容的にApple IDに関連する問題と見て間違いなさそうです。
という訳で、「設定」アプリからAppie IDに関する箇所を色々いじってみました。
解決!Apple IDの設定をいじりましょう
では、本題。
諦めきれずにあれやこれや試した末に見つけた解決策は下記のとおりです。
「設定」アプリを開き、「[自分の名前]」 > 「iTunesとApp Store」をタップします。
「ミュージック」のスイッチがオフ(グレー)になっている状態かと思いますので、これをオン(緑)に切り替えます。
メッセージが表示されたら、「転送」をタップします。
そして、再度「ミュージックを開き楽曲を再生してみると…
ヤッターーーーーー!!!!!!1!
なおキャプチャはiPadのものですが、iPhoneでも同じ方法にて解決済みです。
iPhoneとiPadで操作の流れもまったく一緒なので、対応する画面に沿って進めてください。
原因は何だったのか
「iTunesとApp Store」で表示されたメッセージは、端末にApple IDを関連付けることを確認するためのものであったと思われます。
すなわち、これに同意しない限りは端末とApple IDは紐付けられていない状態であり、iCloud経由で同期している楽曲が再生できないのも納得がいきます。
…と推理しているのですが、いずれもエラーメッセージもまったく意味が異なります。
なんなんでしょうね。
Apple製品のエラーメッセージには、発生している事象とまったく異なる説明をしている or 理解しにくい表現のものがしばしば存在します。
まあまあ歴の長いApple信者を自負していますが、経験上Apple製品のエラーメッセージはだいぶ不親切です。
結局のところ真相はわからずじまいでしたが、今回もその罠にすっかり嵌まってしまったものだと受け止めておきましょう。
まとめ
「このデバイスはすでに Apple ID に紐付けられています。」というエラーメッセージが出てしまった場合の解決策を紹介しました。
同一端末に複数のApple IDを紐付けている訳ではないのに同様の事象に見舞われた方は参考にしてみてください。
ちなみに同一端末に複数のApple IDを設定してしまい制限がかかってしまった場合、これはもう大人しく待つしかないです。残念ながら。
90日の間はSpotifyかLINEミュージックでなんとか我慢してください。