こんにちは、dusk(@dddusk)です。
この記事では、Logicool社製のJIS配列キーボードがUS配列として誤認識される問題について、「試行した方法」および「解決に至った方法」を紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- MacやiPadでLogicool社製のキーボードを使用する際、配列が正しく認識されない問題に悩んでいる人
はじめに
世のガジェットオタクは、もれなくメカニカルキーボードに魅せられるものです。 それは私とて例外ではありません。
私は普段、PFUの「HHKB Professional HYBRID Type-S」をメインキーボードとして愛用しています。
しかし、持ち運び時の利便性や複数デバイス間でのペアリング切り替えの面倒さから、より気軽に使えるサブキーボードを探していました。
Logicool MX Mechanical Miniをゲット!
そこで私が目をつけたのは、Logicool(ロジクール)から発売されている「MX Mechanical Mini」です。
当初の課題であったペアリング切り替えがワンタッチで可能ということもあり、期待して購入しました。
開封して早速試打したところ、その打鍵感は噂に違わず素晴らしいもので、赤軸特有のスムーズさも好みにあっていました。
そして意気揚々と手持ちの端末に接続したところ、今回の問題が発生しました...。
Logicool MX Mechanical Miniの接続時に発生した問題
問題は、JIS配列のモデルであるにも関わらず、US配列として認識されてしまうことです。
たとえば” @ ”を入力したいところ、” [ “が出力されてしまうのです…
この問題は、手元のMacBook ProとiPad miniの両方で発生しました。
事象が発生した際の環境・状況は以下のとおりです。
Macbook Proのケース
- モデル : Macbook Pro(14インチ、2021)
- OS : いずれもmacOS 13.3.1
- Logi Options+をインストールし、ウィザードに従ってMX Mechanical MiniをBluetoothで接続
iPad miniのケース
- モデル : iPad mini(第6世代)
- iPadOS : 16.5
- キーボードをペアリングモードに設定のうえ、iPad側の「Bluetooth」画面からMX Mechanical Miniを接続
Logicool MX Keys Miniでも同様の事象が報告されている
同じくLogicool社製のキーボードである「Logicool MX Keys Mini」でも、「MX Mechanical Mini」と同様にUS配列として認識される問題が多数報告されています。
モデルは異なりますが、同じLogicool社の製品です。問題点は共通している可能性があります。
そこで、すでに同問題と取り扱ったブログなどで紹介されている方法を中心に、次の方法を試してみました。
しかし、残念ながらこれらの方法では問題を解決できませんでした。
Macbook Proにおける試行
- 「システム設定」 > 「キーボード設定」を選択 > 「キーボードの種類を変更…」を選択 > 「キーボード設定アシスタント」の指示に従い、「JIS(日本語)」を選択
- Logi Options+ > キーボードを選択 > 「その他の設定」を選択 > 「キーボードを常にMacレイアウトに保持」にチェック
- 端末をシャットダウン > 再起動
iPad miniにおける試行
- 端末をシャットダウン > 再起動
Logicool MX Mechanical MiniがUS配列で認識される事象の解決策
その後Logicoolのサポートに問い合わせるも、有効な回答は得られず。
(上述のものと同じ方法を提案されました)
やむなしと思って試した次の方法で、無事解決することができました!!!!
【Macbook Proにおける解決策】Options+を再インストール
Macbook Proにおける解決方法は非常に単純で、「Logi Options+」をアンインストールして、再度インストールすることでした。
Macbook Proにおける操作手順
モデルは異なりますが、同じLogicool社の製品です。問題点は共通している可能性があります。
- AppCleanerなどのアプリケーションを用いて、Logi Options+を端末からアンインストール
- Logi Options+を再度インストール
- Logi Options+を開き、ウィザードに従ってMX Mechanical MiniをBluetoothで接続
【iPad miniにおける解決策】Bluetooth設定を削除し再ペアリング
iPad miniにおいて、Bluetooth設定を削除し再ペアリングすることで問題が解決しました。
iPad miniにおける操作手順
- 「設定」アプリから「Bluetooth」を選択
- 画面上のリストから、iPadに登録済みのMX Mechanical Miniの右隣にある(i)アイコンを選択し、「このデバイスの登録を解除」を選択
- 端末をペアリングモードに設定のうえ、再度「設定」アプリから「Bluetooth」を選択
- 画面下部の「その他のデバイス」からMX Mechanical Miniを選択肢し、ペアリングを実行
まとめ
気づいてみれば本当にあっけない方法で解決することができました。
ドライバーや専用ソフトウェアが必要なガジェットであれば一番最初に試すべき方法なので、お恥ずかしい限りです…。
ですが、困って途方に暮れているときだったからこそ案外盲点な方法だったのでは?と自己弁護しておきます。
そうそう、気づかないときは気づかないものですからね〜。
すべてのケースで有効ではないかもしれませんが、Logicool社製のキーボードで配列が正しく認識されない問題にお悩みの方は、ぜひ選択肢の一つとして試してみてください!