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【解決】AirPodsが耳から落ちる人はイヤーチップを大きくしてみたら?という新提案

こんにちは、dusk(@dddusk)です。

今や多くの人々の生活必需品とも化したApple AirPods Proですが、たった一つだけ不満があります。

それは「耳から落ちやすい」という、イヤフォンとしては致命的すぎる問題。
同じような問題でお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そんな「AirPods Pro 耳から落ちる問題」解決のため、試行錯誤を繰り返すこと早数年。
そしてついに先日その戦いに終止符を打つことができました。

同じ悩みを抱えるAirPods Proオーナーのあなたに向けて、この記事ではその戦いの記録と遂に辿り着いた解決策をまとめます。

AirPods Pro最高!!!!!

皆さんはApple AirPods Proを使っていますか?
僕は毎日のように使っています。

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ノイズキャンセリングモードのあと「スンッ」とした感じ。
Appleデバイス間のシームレスな接続切り替え。

どれをとってもたまりませんね。
生活に欠かせないどころか、もはや身体の一部であると言っても過言ではないと思います。

いや、ちょっと過言かも。
でもそのくらい重宝しているんです。

「AirPods Pro 落下問題」との戦いの幕開け

今やワイヤレスイヤホン業界での不動の地位を確立しているApple AirPods Pro。
もはや無いと生きていけない!という方も少なくないことでしょう。

かく言う私もその一人な訳ですが、そんなAirPods Proにもただ一つだけ不満があります。
それは耳から落ちる!!!!ということ。

三年ほど前の美容院帰り、さっぱりした頭で意気揚々とAirPods Proで音楽を聞きながら歩いていました。
いつもは耳の中で「ゆるんでるな〜」という感覚があってから差し直すまでの余裕はあるのですが、その日はそんな間もなくノーモーションで落下してしまいました。

しかもその落下先はなんと側溝。
その一瞬「案件レビュー中に上司に詰められた時」並みの冷や汗をかきました。

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不幸中の幸いにもギリギリで蓋の穴に引っかかってくれたため、その場は事なきを得ることができました。
でも、また同じことが発生しないとも限らない…。

AirPods Pro 落下防止のために試したこと

そこから、私とAirPoids Proとの戦いの日々が始まりました。

インターネットで集めた先人の知恵を元に、次の方法を試してみました。

  1. イヤーチップのサイズを小さくする
  2. サードパーティのイヤーチップに交換する
  3. 滑り止めカバーを装着する

結論としては、残念ながらいずれの方法も満足のいく結果とはなりませんでした。

【試したこと1】イヤーチップのサイズを小さくする

AirPods ProにはS・M・Lの3サイズのイヤーチップが付属します。
イヤーチップ装着状態テストの結果を受けて、私はMサイズを使用していました。

ぴったりサイズの AirPods Pro イヤーチップを選び、イヤーチップ装着状態テストをする | Apple

しかしイヤーチップ装着状態テストは、あくまで「音質やノイズキャンセリングが一番いい状態になるように装着できているか確かめる」機能です。
その結果が耳の穴にジャストフィットするかとは必ずしもイコールではないと考えました。

そこで従来のMサイズでは大きいのでは?と考えた私は、イヤーチップをワンサイズ小さいSサイズに交換しました。

結果は惨敗。

落下しやすさはMサイズの時と大して変わらないように感じました。
イヤーチップが小さくなり気密性が低下したことでノイズキャンセリング性能も悪化し、散々な結果となりました。

【試したこと2】サードパーティのイヤーチップに交換する

その普及率が故に、AirPods Proにはサードパーティ製のイヤーチップが多数存在しています。
中にはより耳穴にフィットすると評判のものや、耳栓のような柔らかい素材でできているものもあります。

具体的には、SpinFit(スピンフィット)、Comply(コンプライ)のものを購入して試してみました。

いずれの製品もApple純正のイヤーチップに比べて耳への吸い付きは良くなりノイズキャンセリング性能が上がったり、柔らかい素材で装着がしやすいというメリットは感じることができました。

しかしながら、肝心の落下しやすさについてはこちらの方法も体感できるほどの改善はありませんでした。

【試したこと3】滑り止めカバーを装着する

AirPods Proの本体に被せることで、滑り止めの役割を果たすカバーが販売されています。
Apple純正品はありませんが、サードパーティ製のものがAmazonや楽天市場なら1,000円以下で手に入れることができます。

この方法は一定の効果があったように感じています。
滑り止め機能もそうですが、イヤフォン自体が大きくなるため耳の中で安定しやすくなったような気がします。

できれば使い続けたいところではあったのですが、増した厚みによって充電ケースの蓋が閉まりきらないという新たな問題が発生しました。
内部にゴミが侵入したり、ヒンジに負荷がかかったりすることによる充電ケースに不具合が生じてしまうことは避けたく、泣く泣く着用を諦めました。

「なぜAirPods Proは耳から落ちるのか?」を改めて考える

ここまでの戦いは惨憺たる有り様でした。
そこでがむしゃらに色んな方法を試すことを一旦止め、「なぜAirPods Proは耳から落ちるのか?」を冷静に考えてみることにしました。

AirPods Proのようなカナル型イヤフォンは、次の2点で支えられることで装着状態を維持しています。

  1. イヤーチップ(イヤーピースとも)を耳の穴に入れる
  2. 耳介に接地する

そして私の場合、この2点の両方に問題があるのでは?という結論に達しました。

イヤーチップを耳の穴に入れる

汚い話で恐縮なのですが、私は湿性の耳垢持ちです。
しかも代謝が異様に良いようで、耳垢がものすごいスピードで溜まります。

そのため、人に比べてイヤーチップが安定しにくい体質なんだと思います。
耳垢で滑りやすいイヤーチップがイヤフォンの自重に負けて、脱落しているものと考えられます。

耳介に接地する

耳の穴の一点だけでは負荷が大きく、イヤフォンを支えることができません。
そこで耳介に接地させることで負荷を分散させ、耳の中でイヤフォンを安定させる必要があります。

イヤフォンを支えるという点においてとりわけ大切な役割を担っているのが、「耳珠(じじゅ「)」というパーツだといわれています。
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耳珠とは耳の穴の向かいにある突起状の構造です。
ぜひご自身の耳を触って確かめていただきたいのですが、耳たぶの上の部分に軟骨のような少し硬い部分があることがわかると思います。

この出っ張りがストッパーとなって、イヤフォンが外方向に向かって滑っていくことを防いでいる役割を果たしています。

他の方の耳の写真と見比べてみたところ、どうも私の耳はこの耳珠が人よりも平らで、且つやや横に広がっているいるようです。
そのため、上述したストッパーとしての役割を充分に発揮することができず、イヤフォンが外に滑り落ちている可能性があります。

運命に抗う

つまり、私は「イヤフォンを支えることに向いていない特徴を兼ね揃えてしまっている最悪な耳の持ち主」だったということです。つらすぎる。

とはいえ逃げる訳にはいかない。諦めずに解決策を考えよう。
"運命"に抗うのだ…。

ということで考えました。
サイズダウンや他社製品の利用が失敗に終わったことから、イヤーチップそのものによる解決はできないことは明らかです。
すなわち、耳珠のような耳介のパーツとの接地面積をいかに増やすか?を考える必要があると考えました。

【真の解決策】イヤーチップ、小さくてダメなら大きくしてみよう

そしてさらなる研究の末に辿り着いた方法。
それはあえてイヤーチップのサイズを大きくしてみることでした!

いやいやさっきイヤーチップによる解決は無理って言ってたじゃないですかって?
まあ聞いてください。

繰り返しとなりますが、課題は「いかにイヤフォンと耳を接地させるか」でした。
そのアプローチとして、イヤフォン自体を大きくする方法が挙げられます。

先に挙げていた滑り止めカバーによる方法に効果があった一因もこれでしたね。
このように、イヤフォン自体に何かを装着することがイヤフォンを大きくする方法の一つです。

そしてイヤフォンを大きくするもう一つの方法がそう、イヤーチップを大きくすることだったのです。
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イヤーチップを大きくすることによって、耳の穴への刺さりは甘くなります。
その分耳の穴の外にイヤフォンが露出する体積が増えます。

こうすることで従来生じていた耳珠とイヤフォンとの遊びが埋まり、耳の中でイヤフォンを安定させることに成功しました。

数日試してみた結果

かくしてAirPods Proを安定させ耳から落下しにくくする方法を編みだすことができました。
これが一時的なものではなく常に有効なものなのかを確かめるために、数日間試してみました。

まず、通話や動画視聴のような安定した姿勢で利用する場面では明らかに緩みにくくなったように感じます。
起きた状態はもちろん、仰向けになった状態でも安定しています。

また、歩行時やジムでのトレーニング時などの運動の場面でも、従来に比べてだいぶ安定するようになりました。

ただし前屈姿勢になるとどうしても緩みます。
身体の横方向・後ろ方法は耳介によって支えられますが、前方向には支えるパーツがないことが要因だと思われます。

しかしながら以前であれば前屈なんてしようものなら確定で落下してたわけですから、それに比べれば大きく改善したといえそうです。

まとめ

あえてイヤーチップを大きくするというコペルニクス的発想によって、「AirPods Pro 耳から落ちる問題」に対して一定有効な解決策を示すことができました。

純正のイヤーチップが手元にあればコストをかけずに試せる点も含めて、有意義な発見ができたと自画自賛しています。

この発見が、同じ問題に悩む方々の助けとなれば幸いです。

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